YuriM

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のYuriMのレビュー・感想・評価

5.0
久々にいいものを見たと言える映画。

類稀なる才能とその苦悩が痛いほど伝わってきて、見ているこちらの胃がキリキリとしてくるほど。
こういう熱量はドキュメンタリー映画ならではだと思う。

終始熱に浮かされたような視線で踊るポルーニンと、日常を淡々と送る家族が見せる現実。葛藤する姿まで美しくて本当にただただ魅せられてしまった。

take me to churchはHozier曰く、キリスト教批判でもなんでもなくて、それになぞらえたセックス礼賛の歌らしいけど。彼のchurchは何なのか、やはりバレエかな。

最後はちょっとホッとする仕上がりで、今後のダンサーとしてのポルーニンの行く末も心から応援したいなと思いました。
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