停滞

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣の停滞のレビュー・感想・評価

4.1
ふと流れてきた記事で「Sergei Polunin, "Take Me to Church" by Hozier, Directed by David LaChapelle」の映像をみたことがセルゲイ・ポルーニンを知ったきっかけです~
この映像では身体の躍動、音楽、美しさ、苦悩、解放などが渾然一体となり伝わってきて、僕はバレエ無知なのに衝撃を受けたんですね。この衝撃は彼のダンサーとしての表現力だけでなく、彼の中にある感情の表出でもあったからこそ生まれたものだと思んですよねぇ。優雅な野獣とは言い得て妙な表現ですわ。

軽くネタバレになりますが(ドキュメンタリーだからネタバレっていうほどでもないけど)この映画では彼の子供の頃からの人生をドキュメンタリー形式で示し(当時のホームムービー的なのを含めながら)、彼が表現した感情を描写してくれたんですね。そうなると、さっきの映像の意味が違ってくるというか、より深みを増して迫ってくる。一見の価値ありですわ。
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