公開当時、大阪の第七劇場で観てすぐ友達にも「ぜったい観たほうがいい!」と電話したドキュメンタリー。
再鑑賞。
これ、ときどき観なきゃいけないな。
自分がこのハイスピードな社会に急かされて心を失くしかけている時はとくに。
「すべての答えは、偉大なる自然の中にある」
「悪く考えないで。良いことだけ言っていましょう。」
この映画に出てくる言葉を並べてみても、自分の生きていく指針になる。
シルバニアファミリーの大きなお家セットが買ってもらいたいお孫さんに、「プラスティックを使ったおもちゃは良くない。」と言って、紙や木など自然のものだけでとんでもないクオリティをお家をイチから作ってあげた修一さん。
よく、愛とは見えないもの…と言うけど、このおもちゃが出てきた時、見える愛もあるんだなと思った。
こんな世の中では、時間に急かされて作られた製品、生産性重視の製品は、「愛」の反意語のように思えてならない。
この夫婦とまったく同じようには生きられなくても、今これが大事だと錯覚しているもののいくつかを手放せば、もう少しだけ自分自身が「活きている」と感じながら日々暮らしていけるかもしれない。