人生フルーツの作品情報・感想・評価

「人生フルーツ」に投稿された感想・評価

Beths

Bethsの感想・評価

4.2
風が吹けば枯葉が落ちる
枯葉が落ちれば土が肥える
土が肥えれば果実が実る

自分でできることは自分でやる
やりたいことをして楽しむのが人生
老夫婦の会話に注目してみると、はっとさせられる言葉が多かった。
老いに対しての暗いイメージなどなく、むしろ自由で幸せそうだった。結局楽しく生きられるのは発想次第なんだと気づく。
muu

muuの感想・評価

5.0
Fillmarksを使っていなければ、きっと出会えなかったであろう作品。邦画にしてあまりの評価の高さに、ずっと観たいと思ってた。
この作品を観ることが、今年の目標の一つでした。

小劇場を全国巡回上映なので、公式HPで情報を追いつづけ、ようやく東京はポレポレ東中野にて観ることが出来ました!!
シネコンではないので一日一回しか上映しないし、10時からなので早起き頑張りました。

文句なしの満点評価。詳しくは動画でお話していますので、よかったらYouTubeチャンネルに遊びに来てください♪
編集うますぎ…って思わされる映画。

逆にいうと編集によってぶんぶん振り回してる感じもして、そこまで編集でやっていいのか、という思いもなくはない。

一方で、その編集と切り取り方がしっかり「的を得ている」のも確かで、だからこそ"おもしろい"と気持ちよく終われたし、普通にうますぎて泣いた。

制作側が見えないのもそうだし、割と説明的に短いカットでつないでいく感じ、
また飯テロのところなんかはスローライフポルノに思えてちょっと気持ち悪かったけれど、
そのポンポンと骨格だけをなぞっていく感じは、
都市計画、個体を超えた生、みたいなテーマに即した描き方ではあったと思う。
(決してスローライフがテーマではない、少なくとも修二さんがなくなったのと、精神科から手紙が届いた時点で物語・編集方針は大きく変わっただろう)

奥さんのヒステリー神経症的な(妄信的な)傾向を描くのも、物語に誠実に仕えている。


総じて、テレビ局の作ったドキュメンタリーということまで含めて、よくできた・必然的な、映画だと思う。
タイトルは、人生(は)フルーツというイントネーション。ずっと観たかった、建築家津端修一さんと英子さん夫婦の、とても真似できそうにないけどいい歳の取り方を丁寧に追ったドキュメンタリー。フィルマでの高評価も納得の素敵な作品。タイトルの入れ方がオシャレ。建築家たちの名言や、繰り返される「風が吹けば、枯葉が落ちる。枯葉が落ちれば、土が肥える。土が肥えれば、果実が実る。こつこつ、ゆっくり。人生、フルーツ」の至言が樹木希林の声で語られ染み入る。同じ旋律繰り返すピアノ基調の劇伴も効いている。とにかく二人の生活が愛おしい。お二人とも歳を取った方がいい顔なのが素敵。カメラの存在を意識させない、いい撮り方。自宅の畑で収穫した野菜や果実を英子さんが調理した料理が何かと美味しそうでけっこう飯テロ風味。でも一番美味そうだったのは修一さんの手作りベーコン。畑のあちこちに配されたイラスト入りの修一さん手作りの黄色い看板が画面に映える。孫娘のシルバニアファミリー用、手作り木製ドールハウスがちょっと日本の田舎の家風情で遺影?が飾ってあって装飾がちょっと変だけど羨ましい。英子さんは夫に手の込んだご飯の朝食をしっかりつくってあげて自分が食べるのはパン。夫を支えているけど、従わされてる感じはないのが良し。ちゃんとしたものしか買わないから、愛知県の高蔵寺ニュータウンからバスと電車に揺られ1時間くらいかけて名古屋市内まで買い物に。その労に頭が下がる。コンビニに行ったことがないとは恐れ入る。畑仕事に調理他家事に忙しそうなのに機織りまでしちゃうのがなお恐れ入る。戦時の友情が泣ける台北旅行パートが挟まり、ちょっとずるい構成で後半けっこう泣かされました。
はるか

はるかの感想・評価

4.7
コツコツゆっくり、人生フルーツ

おふたりの暮らしも素敵だけれど、
そこに樹木希林さんの言葉が加わることで
じんわり染みてくるような不思議な魅力を感じた

修一さんと秀子さんの人生観や笑顔
映像、音楽、ナレーション
どれをとっても素敵な作品でした
ユーキ

ユーキの感想・評価

3.9
家庭菜園を通して自然と寄り添いながら暮らす老夫婦のドキュメンタリー。

プラスチックを捨て自然の木々の中でゆっくりと暮らす事で、人間性が保たれる。

ただ、元大学教授というバックグラウンドがあり結構な額の年金を貰っている描写もあったので、ロハス的な丁寧な暮らしも経済的余裕と健康があってのものだよなと多少の反発も感じたり。
元建築家の津端修一さん90歳と妻の英子さん87歳。自然を愛する素敵なご夫婦のドキュメンタリー。

なんとも素敵なお二人の人生の一時を見せていただきました。
二人ともこんな人で在りたいなと思わさせてくれる素晴らしい人格者です。
そんな二人のふとした言葉や決して緩くない場面を観た時、自然と涙が出てきました。

金ではなく人、そんな言葉を残した修一さんといつも美味しそうな料理を作っている英子さん。

樹木希林さんのナレーションも雰囲気に合っていてとても素敵でした。
風が吹けば、枯れ葉が落ちる
枯れ葉が落ちれば、土が肥える
土が肥えれば、果実が実る
コツコツ、ゆっくり……
人生フルーツ、文句なしの満点。
Ayako

Ayakoの感想・評価

4.5
本当にチャーミングで素敵なご夫婦。
ここまでくるのにきっと大変なことも沢山あっただろうけど、信念というと大袈裟過ぎるけど、互いに想いを寄せて生きてきたんだなあと思います。家に畑と果樹、そして雑木林を。いつかこんな家を作りたい。それぞれの祖父母に想いを寄せる映画でもありました。
moruteka

morutekaの感想・評価

3.6
風が吹けば枯葉が落ちる
枯葉が落ちれば土が肥える
土が肥えれば果実が実る
ゆっくりゆっくり
こつこつこつこつ

長く生きるほど人生は美しくなる(フランク・ロイド)
「彼女は僕にとって最高のガールフレンド」

全ての答えは偉大なる自然の中にある(アントニオ・ガウデイ)
「物が動き出すともう上には立たない。それがあの人のやり方なの。」
「できることから 小さなことからこつこつ 時をためて」

ステキなおふたりでした。
素敵な言葉の宝庫。
こんな風に生きられたら
どんなに幸せなことでしょう。

また優しく生きていきたいと
全てをあるがままに受け入れて
けれど違うものは違うと言える
そんな大人になりたいと
そう深く思いました
Moomin

Moominの感想・評価

5.0
世界で一番格好良いシルバニアファミリーを見た

建築家である夫と酒屋のひとり娘の妻
90歳+87歳で177歳
冒頭20分において彼ら夫婦の性格、生まれ、今の状況、家の空間を 樹木さんのナレーションやインサートに音楽を加えて表現していく 特に音楽に乗せてインサートを次から次へ加え、テロップも混ぜつつ分かりやすく端的に説明していく テレビの非常に上手いところっていうと語弊があるかもしれないけど そんな構成
周りの人からの2人はほとんど省き、2人の会話から2人の過去を描き出し 2人の細かいアクションを撮ることによって、そこに彼らの人生が詰まっているな、と感じるカメラワーク
そして物語を繋いでいくいくつものプロットポイント 夫の戦中での話や、団地プロジェクトの話 台北訪問や孫の存在 90歳になって得た建築のお仕事 物語を構成していく上で一つ一つのシーンが分かりやすく、且つそこでのドラマがしっかりとしているし撮れているし 結果素晴らしい映画だった
物語の後半は意図的とも取れるショットの連続 「不在」の描き方 ショット 構図がとても勉強になった 又、作中内でのショットの組み合わせ方 これが後半特に凄かった
もっと書きたいけどネタバレチックになりそうだからやめときます

∴雑談
 世界一のシルバニアファミリーを見た
 物語後半は何か一周回ってずるかった。ずるい これ以上見せてくれるなって映画で初めて思った そんな後半
 奥さんの飯テロがまた罪
 限られた家という空間内でのカメラワークがかなりうまかった どこまでを入れて人は誰を入れるのか
 最近では珍しい制作側が全く見えない感じの作りだった
 お金ではなく「ひと」
 世界一格好良いシルバニアファミリー建築を見た
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