いヴ

ワイルド わたしの中の獣のいヴのネタバレレビュー・内容・結末

ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます


不思議な魅力を持つ映画。

100%好みは別れる作品だと思うけど、なかなか良かった。

前半の進みが遅くて眠くなってたけど、後半の衝撃さで目がさめた。
CG使っていなくて、本物での撮影だからこそのリアリティだなと思った。アニアが狼に愛撫をさせるシーンはぞっとしたけど、それと同時に愛されている実感を見せるアリアの姿が素敵だった。

男でも、女でも、物でも、動物でも、愛があれば誰でも何でも関係ないんだなって。

だんだんと人間らしさを失っていくアリアだったけど、後半になるにつれて満たされる表情をしているアリアもよかった。

ラストもあっけなく終わったけど、泥水をすすってネズミを食べるシーンであったり、朝日を浴びてにこっとするシーンは、全て満たされた表情で、とてもよかった。

すごくいい!っていう作品ではないけれど、どこか不思議な余韻を残す映画だった。
いヴ

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