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闇の子供たちのクリームのレビュー・感想・評価

闇の子供たち(2008年製作の映画)
3.6
フィクションでホラーです。ですが、タイかどうかは別として、アジアの何処かで起きていそうな話。
映画はタイの売春宿で健康な子供が臓器売買のドナーに選ばれ生きたまま臓器を摘出される。その臓器が日本の富裕層に買い取られ、臓器移植に使われる。という話を新聞記者の南部が知り、現地で出会ったカメラマンと共に真実を暴いて行くストーリー。




ネタバレ↓




人身売買によって売春宿に連れて来られた、幼い子供への小児性愛者による性暴力、言う事を聞かなければ見せしめにムチ打ち、そのうちエイズに感染して使い物にならなくなったら、ゴミ袋に入れて捨てる。作中では、ヤイルーンと言う女の子がエイズで弱り切ってゴミ袋で捨てられます。が、ヤイルーンはゴミ袋から出て家を目指します。 生き絶え絶えに辿り着くも家族から家に入れて貰えず、鳥小屋の様な所に入れられ死んでしまう。その後、父親がその鳥小屋に火をつけ燃やします。なんだそれ💢皆、呪われてしまえ!とムカムカしながら観ました。
知らなかったのは、男の子の性器にホルモン注射を打ち強制的に立たせて、性行為をすると言う悪魔の所業。実際にあるらしいです💢作中では、調子に乗った女性客が、何本も男の子に打った事で、死んでしまいました。本当に酷い。
子供達への虐待シーンが酷過ぎて、ストーリーが入って来ない。
感心の臓器売買の下りは、案外あっさり、何も考えずに正義感だけで叫んでたNPOの宮崎あおい演じる音羽景子がアホ過ぎて悪目立ちするも、結局どうする事も出来なくて終わる。
で、南部よ。
ラスト、与田が南部の自殺を発見し、遺品整理していると、壁一面に児童買春の記事や容疑者の記事が貼られていて、真ん中には鏡。 南部自身が幼児性愛者だったってオチ。何か色々とっちらかったままの終わり方に何を見せられたんだろう?と思ってしまった。ホラー?サスペンス?ドラマ?良く解らなくて纏まりもイマイチ。だけどインパクトは大。結局、プラマイゼロで普通。
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