【恋愛だけじゃない、今泉監督の新境地！】
今泉力哉監督作品。
いつもの恋愛映画とは違って今回はヒューマン色が強め。
震災、宗教、同性愛…などなど多様なテーマを織り込んだ結構な衝撃作だった。
ああ今泉監督はやはり売れるべくして売れたのかとこの時からすでに才能が発揮されていたのだと発見。
未だかつてない新境地として映画界に新たな風を吹きおこしたと言っても過言ではないだろう。
キャストも無名な役者ばかりであったが、見事なまでに全員が良かった。婦警役の人は最初少し気に入らなかったが終盤盛り返した。次郎の彼女役の女性が特に光っていた。
飲み会の後につぶれた友人をおんぶして帰るシーンは『愛がなんだ』が想起されてファンとしては嬉しかった。
