ポパイ

ニーゼと光のアトリエのポパイのレビュー・感想・評価

ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)
5.0
久しぶりに出会えて良かったと思える作品🎬
感動してホントは感想2万字くらい書き綴りたい。

患者達を当時主流のロボトミーや電気ショックなどの暴力的処理で済ませず、一人の人間として真摯に向き合おうとした女医さんの実話。

論理的思考力を失って独自の世界に閉じ籠もる患者達が、その無意識を筆に預けキャンバスに走らせることで描き出される絵の力強さと美しさに心が動かされる。

風に揺れる枝葉から差し込む木漏れ日の映像があまりにもキレイだった。
光の描写にこだわりを感じる場面が多くみられ印象的だった。

患者達の表情が演技なのか疑問になるほど惹き付けられる力があった。

安直なハッピーエンドではなく、実話ならではのやりきれなさも含んだラストではあったけど、それでもこれは悪魔の手術への改革に挑む希望の話でした。
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