けんくり

残像のけんくりのレビュー・感想・評価

残像(2016年製作の映画)
4.0

体制に抗い、「芸術のあり方」そのものへの信念を貫いた芸術家の足跡。

それはヒロイックでもなければ感動的でもなく、ひたすらに孤独で、泥臭い。

人は見ようとするものを認識し、目を逸らしたものは残像として網膜に残る。
誰もが見ようとしなかった孤高の芸術家の生き様が、せめて「残像」として刻まれていることを願いたい。