アキラナウェイ

タリーと私の秘密の時間のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)
2.9
肉体改造派女優シャリーズ・セロンがまたやってくれた!!20kg増量で挑んだ産後太りのお腹周りとお尻周りのお肉が凄い!!

そして、「ターミネーター ニュー・フェイト」で突如舞い降りた守護天使マッケンジー・デイビス!!好きだ!!

お目当ては完全にこのお二方。
いやー、どちらも最高だったけど、
オチと旦那が好きじゃない。

2人の子育てに追われるマーロ(シャリーズ・セロン)は3人目を妊娠中。産後疲れで心が折れそうになるマーロ。裕福な兄からの出産祝いは、タリー(マッケンジー・デイビス)と言う名のベビーシッターだった。夜にやって来るイマドキ女子のタリーは、マーロに十分な睡眠を与え、夜中の間に掃除を済ませ、カップケーキを焼き、仕事ぶりは完璧。そして、夜明けと共に姿を消してしまう、タリーの秘密とは—— 。

シャリ姐の役作りが凄まじい。
弛んだお腹。大きなお尻。
肉という肉。
産後のリアルな姿を見事に再現。
遠慮なく搾乳している姿も晒す、ありのままの産後。
追い詰められて痛々しいマーロを見事に演じ切っている。

そこに颯爽と風の様に現れたタリー。
否応にもマーロと比較してしまうが、20代の彼女の腰回りは随分すっきりしている。赤ちゃんのケアじゃない。マーロのケアをしてくれるのがタリーの仕事。マーロの悩みにも耳を傾け、兎に角マーロのストレスを排除してくれる。

ウェイトレスのユニフォーム姿のタリーが旦那に迫るシーンはちょっとドキマギ。胸元のボタンをマーロが開けるのとか、え、ちょっと、何のプレイなん!?

マッケンジー・デイビス、やっぱり素敵女子だー!!

…で、だ。

問題はオチと旦那よ。
ネタバレ含めてぶちかますので、行間空けます。
















えーと、結局タリーはマーロのイマジナリーフレンド!?

掃除をしたのも、パンケーキを焼いたのも、ウェイトレスのユニフォームを着たのも、全部マーロ?心の限界値ギリギリいっぱいまで張り詰めていた彼女が、睡眠を削ってまで全部やったの!?

こんな話ある!?
そんなの本当に救いがなさ過ぎる。
そこまで母親が全てを負わないといけないのか。

本当に旦那がクソ。
新生児の世話はマーロに任せて、自分はヘッドホンを装着してプレステ三昧。実在しなかったにしても、ベビーシッターのタリーに一言も挨拶すらしない事に違和感と怒り心頭。我が子を夜通し見てくれる人に対して、なんで挨拶しないの?父親としての責任は何なん?こんなクソ旦那を悪く言わないマーロにもまた腹が立つ。

ゲームが好きで、ゲームをやりたいのはわかる。
でも、新生児がいる"今"は我慢しなさいよ。

遥か昔。
僕が結婚っていうのをしていた時代。
新生児だった子供達と僕が一緒に寝て、元奥さんは別室で寝ていた。そうしないと、彼女はゆっくり寝られないから。男は鈍感なので、赤ちゃんが余程大きな声で泣かない限り、結構寝れる。

「おっぱい」とメールして、授乳に来てもらう。
土日はよくワンオペで子供達を育てたし。

子育てって、"協力"でも、"参加"でもない。
子育てするっていうのが、子育て。
イクメンとかじゃなくて、育児をするんだよ。
男も女も。

僕は子供達を育てたので、大きくなった今でも、あの頃を思い出すし、あの頃があるから今の子供達が愛おしいと思える。

マーロが限界突破するまで自分1人で頑張って、旦那が一応反省するみたいなオチだったけど、そこまで1人でさせて、マーロが壊れるまで無関心を装っていた旦那は、もう一度言うけど本当にクソだと思う。

偉そうに色々書いちゃったけど、
酔っ払いの戯言ですのでお許し下さい。