Junko

ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドンのJunkoのレビュー・感想・評価

4.5

友達に誘われて、演劇を見に行ってきました。

ベトナム戦争中、家族を失い売春宿で働くことになった少女キム。初めてのお客さんアメリカ兵のジョンと惹かれ合いますが、サイゴン陥落は迫っていて…。

戦争中、小さな安らぎを求めあった2人、その時の想いや言葉は嘘ではなかったはず。
明日がやってくるかも分からない異常な状態での選択を、決して責めることはできない、、
そして、戦争が終わっても、人生を翻弄し、心をむしばむ戦争が怖くて、憎い。

レミゼをミュージカル化したプロデューサーがミスサイゴンの脚本を手掛けたそう。
ミスサイゴンを見て、レミゼのキャッチコピーの「愛とは生きる力」を思い出しました。
戦争によって、人生をかき乱されたはずの彼女が、強く生きてこれたのは愛があったからだし、最後の選択も、愛こそ。

今まで見てきたミュージカルは基本ハッピーエンドだったので、衝撃も大きくて、見終わってからも引きずりまくり…。曲もとっても良いから浸りまくり…。
また年を重ねてからも、観に行きたいです。
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