Nana

グッバイ・クリストファー・ロビンのNanaのレビュー・感想・評価

3.6
くまのプーさんを書いたミルンとクリストファーロビンなモデルとなった息子ビリーの実話。
ママらしくないマーゴット・ロビーが、なぜママにキャスティングされたか分かる。
ビリー役の子のえくぼが可愛くてとろけました(*´꒳`*)

戦地から戻りPTSDで苦しむミルンはサセックスの森に移転し、反戦の本を書こうとするが、癒される環境で息子と遊ぶことに夢中になる。挿絵画家の友達を呼んで、森で遊ぶ息子の絵を描いてもらい詩を書いたところ、妻が出版社へ持ち込み大ヒットとなるのだが…

今では珍しくない、家族をネタにインスタやYouTubeでバズった家族の悲劇。
父は自分のことで必死で、息子を守ることができてなかった。
母は息子に自分をダフネと呼ばせるような女優気質で、息子にもナニーにもプロフェッショナルを求める。
息子は愛情が足りなくて親の顔色ばかりうかがい、自分の存在を失ってしまった。

くまのプーさんは挿絵も可愛くて大好きでした。書いてくれたミルンと画家の功績は計り知れないけど、こんな悲しい裏話があったのは驚きでした。
優しいナニーがいて良かったです。
Nana

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