リリー

運命のボタンのリリーのレビュー・感想・評価

運命のボタン(2009年製作の映画)
2.8
鑑賞後の後味は良くないです。希望も解決法もなく、恐ろしい未来が待っているかも、という恐怖が残るし、ありえない設定もあります。人間が何者かに試されている、という考えは新鮮なように思えますが。
まず、知らない人がドアの前に置いて行った不気味な箱を開けてしまう主人公の無用心さは、今の時代は非現実的です。また、大金を得られるという理由で、他人が死ぬとわかっていても運命のボタンを押してしまう浅はかさには、共感を持てません。そして、皆さんのレビューでもあったように、冒頭では心理サスペンスかと思いきや、実はSFだとわかった時、少しがっかり感はあります。
でも、「ヘアスプレー」で軽快に歌って踊っていたジェームズ・マースデンが見られたことは良かったです。
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