このレビューはネタバレを含みます
地球外生命体を調査していた6人の宇宙飛行士が密室の無重力空間で直面する恐怖を描いたSFスリラー作品ということで。
印象としては、何てない物語でこれといって真新しさはなく、展開としても工夫は見られるが平凡なものばかりでやや面白みに欠けるのだが、不思議と目が離せなくなる魅力があり、どこか期待が捨てきれずに視聴してしまうような面白さを持ち合わせた、気軽に楽しめる作品ではないでしょうか。
ただ、やはり前文で触れた通り、描かれているものは何てないありきたりなものなので、大体の展開は予測ができてしまいますし、前半部分は説明ばかりで盛り上がりはなく、退屈に感じてしまうかもしれません。だが、地球外生命体が成長するにつれて妙な胸騒ぎと嫌な緊張感に包まれ、アリヨン・バカレが演じるヒュー・デリーが襲われてからの後半部分は単純ながらとても面白かった。オチとしても安易な裏切りではあるが、これはこれで良いとは思いますし、個人的に本作は好きな作品ですね。
