ランナー

わたしたちのランナーのレビュー・感想・評価

わたしたち(2016年製作の映画)
3.8
フィルマがなければ、出会えない作品でした… 皆さんのレビューに感謝します!
これは広く皆さんにお勧めできる映画ですね… 特に、女性陣にはよく分かるのではないでしょうか… 女の子ならではの人間関係

スタートシーンとラストシーンが見事なまでに繋がる。

そして、
叩いて叩き返していたら、いつ遊ぶの?
この…弟くんの一言、沁みるよ、心に深く。

ソンと母親の関係性も良い。
当然、家族愛も作品に欠かせない…

人間関係、人の感情、他者との関係性は、自分の意思だけでは決まらない…
その場の空気感、そこに誰がいて、誰がいないか…
影響力の強い人の一言、立ち位置を決めることによる利害の対立、損得勘定…

いや、人気関係の複雑系は、子供の頃から正直に言うと、その後、大人社会でもずーっと続く。

陰湿でなくてもイジメ、仲間はずれ、あるんですよね… 悲しい哉。

しかし、ラストシーンは、希望を感じさせるのに、至って淡々と描き出すうまさ!

なかなか秀逸なエンディングでした。