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サファリのOMSBのネタバレレビュー・内容・結末

サファリ(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

いやーぶっ飛ばされた。めちゃくちゃ複雑な気持ちになる&鬼スプラッター。ネタバレとグロ内容注意。

ウルリヒ・ザイドルは矛盾とか身勝手を映すのがめちゃくちゃ上手い。

富裕層(白人)が動物の安楽死やなんやと大義名分(言い訳)を用いながらハンターに教わりって狩猟を体験してる。

水牛を仕留めた時はウキウキだった筈なのに、一撃で死ななかったキリンが最後の力を振り絞って首を持ち上げようとする姿を見て面食らいまくった次のカットでは、解体は現地の人(黒人)が汗水垂らして皮を剥いで身体を解体していく内臓やらが出てくるのがそのまま映される。

また富裕層のカットに戻って、死生観(言い訳)を語り始める。マジでめちゃくちゃだ!って思った。

シマウマの解体シーンで、ばらされていく肉や内臓そのよりシマウマが何も包んでない皮だけになって水洗いされて畳まれるシーンの方がパンチがあった。

自分的にもこれが人間だよなと思いつつ、これを明確に悪だとジャッジする様なシーンやセリフは無いけどどう見ても人間がおかしいと思わせる連続。

狩られるのを人間に置き換えて考えたら、道歩いてていきなり真っ暗になって、バラバラにされるなんて正直意味わかんないしおぞましい。
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