ねぎおSTOPWAR

荒野の用心棒のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

荒野の用心棒(1964年製作の映画)
4.5
昔テレビで観たっきりでした。

今回見直してみたら・・
めっちゃおもろいじゃないですか!!!!!!
観る前のわし:「どうせ『用心棒』のパクリだろ・・」
いやいや、パクリっすよ!パクリで悪いか!!笑

ほぼほぼ刀から銃への置き換え。
どこまでも拝借、拝借。
「黒澤も実はハードボイルドから着想を得て『用心棒』を作ったんだ」っておいおい言い訳かよ!エッセンスを取り入れるのとプロット持ってくるのでは意味が違うって、お前らは<着想>じゃねえって!なんで今更アジアの端っこから言わなくちゃいけないんだってのww

セルジオレオーネも脚本家もまあまあ自分たちの作品、オリジナリティを主張しているけど、結局黙ってパクってあとで日本国内の配給権の譲渡で話つけたんだろ?原告の主張受け入れたんだからそれでいいじゃねえか。
だって・・・・おもしろいんだもん!!

ちっちゃいこと言わないでいいよ。

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『用心棒』と比較した時に、三船さんに勝るとも劣らないのがクリント・イーストウッド。いまさらですけどねww
いやいや、わしずーーーっとイーストウッドさんを誤解していて、かなり避けてたんですよね。
ゆえに結構新鮮だったりする・・。

そしてもうひとつ圧倒的なのは音楽だなあ。
だって、エンニオ・モリコーネだもん。
中学生くらいかなあ、観たの。音楽なんてまーったく覚えてなかった。でもなんか聞き覚えはあるわけで。まあね、あちこちで使われるからね、そりゃそうか。
そもそも元作がね、「ウーーマンボ!」だからなあ。
いや、日本では当時斬新なのはわかる。今ですら斬新。
ハードボイルドって言う割にドリフかよ!!って。

BTTF3でオマージュを捧げられたポンチョの下の防弾鉄もいいんだけどね、あと忘れちゃならないジャン・マリア・ヴォロンテね。あの驚く顔が堪らない!!
超名優なんですってね、彼。
彼は仲代氏に「勝るとも劣らない」ではなく、勝ってます。圧勝です。すっげー良い!
舞台出身で、政治的に極左ゆえ、考えの合う監督の作品しか受けなかったためあまり出演作多くないらしいですが、「夕陽のガンマン」観なくっちゃ!!

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あとアメリカテレビ放送時、プロローグあったそうですね。
特典で観ちゃった。
イーストウッドが実は〇〇で、そこからミッションを命じられ、そして・・・
なるほどこれがないと当時は放映出来なかったと。


<2021-133/46>