このレビューはネタバレを含みます
白人の彼女を持つ黒人の主人公は、彼女の家族との面会に不安を感じていた。黒人ということは伝えてあるとの彼女の言葉を信じいざ訪れた彼が目にしたものは白人家族に使役される黒人たち。催眠術を活用する彼女の母親によって依代とされてしまった者たちなのだが、それに気づいた主人公は恋人の裏切りにあいながらも反旗を翻す。
これを見ると人種問題の根深さが見えてくる。もちろん、映画であることは大前提としながらも黒人に対する執拗な取り調べや不躾な質問など現実世界でよく耳にするストーリーと合致していた。
流行だと言って黒人を依代に選ぶの怖い。日本人役のアジア人は白人たちと一緒にいたが、黒人はそうも下に見られているのだろうか。
低予算映画らしいから退屈な場面が多いのにも納得がいく。ミッドサマーも同じく狂気じみてたもののこんなに眠くなったりすることなかったから、この映画は個人的に微妙だった。ホラーと聞いていたけどホラーでもないかも。