久しぶりにホラー映画で恐怖を感じた。じわじわと主人公クリスに迫り寄る違和感や気持ち悪さ、真相が解った瞬間は心からゾッとしたし、心からクリスに助かって欲しいと願い、最悪の結末を想像してたら読みが外れてホッとした。(でもボツバージョンのエンディングは完全に想像通りで思考同じかよってなったw)
大抵のホラー映画の先読みできてしまうんだけど、この映画は全然先読みできなかった。事の真相がぶっ飛びすぎ。本当に凄い！
この映画の素晴らしいところは、未だかつてホラー映画では言及されることのなかった人種差別の問題について、ものすごく不気味に描いているところ。
エンタメとして誰でも感情移入して楽しめる中に、社会問題について問題を感じさせるキッカケを作っている。
主人公クリスは黒人だし、監督も黒人コメディアン。監督は笑いと恐怖の作り方は凄く似ていると話していたけど、私がコメディとホラー両方大好きなのはそれが理由だと確信した。
人種差別の問題は私には身近でないけど、今だに水面下で存在し続けてるらしいので、これからも偏見や差別には断固反対のスタンスで生きます。
やっぱり幽霊、モンスター、殺人鬼、ゾンビ等より、生身の人間が怖い話が一番ゾッとする。
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