私が最近見た映画508
「ムーラン」
国家の存亡がかかった戦を前に、各家庭の男子を兵士として差し出せとの命令が下り、息子のいないファ家の一人娘ムーラン(リウ・イーフェイ)は、病気がちな父親を守るため男に成り済まして戦地に行く。彼女はファ家の守り神である不死鳥に見守られ、驚異的な戦闘能力を開花させる。
昨年の公開予定だったものの、コロナ禍により何度か延期を経たのちディズニープラスでの配信となった今作。
映画の予告を見た時点で、アニメ版との相違が何点か気になり、これ誰？どういうこと？状態で心配していた。
そのあと気がつけば主演女優の発言が取り沙汰されるようになり、政治色が強い作品になってしまった。
映画館で公開してたなら見たかもしれないけど、わざわざ入会するのはめんどくさい気がして放置してました。
いやー、それにしても噂通りの作品でしたね。
アニメ版が好きな人間としてはどーしても比べてしまうわけですが…それを抜きに別物と捉えようとしても謎な演出等重なり、盛り上がりに欠けるダラダラとした作品に思えました。
アニメ版のメイン要素であるミュージカルとコメディ要素を徹底的に排除したわけですが…やっぱりその要素あっての「ムーラン」だったのかなと。
私が好きなのは喜怒哀楽があって、楽しいだけじゃない、悲しいシーンもあるから心動かされると思うんですが…
あのムーランと仲間達だから応援したくなるんですよね。このムーランはあまり感情がなくて一貫して無表情で残念でした。
不死鳥がおそらくアニメ版のムーシューやクリキーたち守護たちだと思うんですが、いまいちピンと来ず。
あの魔女も立ち位置がよくわからない上、最近のディズニーらしい女性の強さを表現したかったんだろうと思いますが中途半端でした。
せっかくドニーさん出てるのに…アクションシーンがチープなカット割があったりして迫力が微妙。
あー、わざわざ作る意味あったのかな？
私的には☆☆.5かな。
