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ザ・クライアント 依頼人のtackyのレビュー・感想・評価

ザ・クライアント 依頼人(1994年製作の映画)
4.8
ジョン・グリシャム原作、この頃ノリノリのジョエル・シューマッカー監督作品で、面白くないはずが無い。

冒頭、幼い兄弟が事件に巻き込まれる件から、なけなしの1ドルで弁護士を雇い、マフィヤどころかFBIからも逃げ惑い、最後の空港での別れのシーンまで、どのシークエンスも楽しかった。

ブラッド・レンフロの、幼いが時々ドキッとするほど男の色気を魅せる演技も良かったが、なんと言っても弁護士役の、スーザン・サランドンがカッコいいー。

1ドルで弁護を受ける心意気も素晴らしいし、離婚で子供を取られ、そこからアル中になるが、調停で悔しい思いをして、そこから弁護士を目指す前向きな生き方も良いし、まさに彼女に適役で、片意地はらずに演じてみせる、その姿勢も良かった。

「グロリア」といい、大人のカッコいい女性と、幼いが生意気な男の子のバディものは、私の大好物です。

あえて言えば、トミー・リー・ジョーンズの見せ場があまり無かったのが、残念だったが‥

最後に、「お楽しみはこれからだ」に載せたい名台詞。
マーク、「無理に合わせてんじゃねーよ。じぁ、ツェッペリンの最初から4枚目までのタイトル言えるのかよ?」
レジー、「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ。ただ、4枚目はジャケットに何も書いてないが、4枚目に出たので、Ⅳと言われているわ。」

しびれたー!
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