このレビューはネタバレを含みます
『エイリアン3 劇場公開版』に続きこの完全版もレビューします。
『劇場公開版』をベースに、約30分の未公開シーンが追加されたり、一部の設定が変更されたりしているのがこの『完全版』。
物語の進行上、なるほどこの完全版の方が自然だと思いました。
劇場公開版では回収されなかったゴリックというキャラの顛末などはあった方が間違いなく良い。
ディロンを始めとする囚人達の心理やエイリアン撃退作戦の内容も分かりやすくなっている。
リプリーの漂着時にシラミが大量に沸いている描写が付け足されているなど、あの惑星の劣悪な環境がより伝わってくるのもGOOD👍
エイリアンの寄生先が犬→牛に変更されているのが一番大きな変更点だと思うが、ここは正直どっちでもよいと思いました。
オリジナル版からは改良されているが、その分30分位尺が長くなっている。
オリジナル版が大して面白くないので、尺の長い完全版でもう一度観るのは正直苦痛だった…。
間違いなく『ブレードランナー』を意識している世界観はクール。
キャメロンの『2』を否定し、リドリー・スコットの『1』に近い雰囲気になっていることからも、原点回帰を狙ったことはわかるがまぁ面白くはないよね。
