あきしげ

ニンジャ vs ミュータント・ゾンビーズのあきしげのレビュー・感想・評価

2.5
フミタカ!フミタカ!フミタカ!

良かった点。

・真面目にNINJAをやっている
・真面目にアクションをやっている
・真面目に中二病をやっている

悪かった点。

・本題は完全に忘却の彼方へ
・冷静に見るとコスプレ大会に見える
・ゾンビはいらなかった

本作は「忍者」ではなく「NINJA」が登場します。
忍ワケでもなく、諜報活動をするワケでもない。
素直な能力バトルを展開してくれます。

外国人が大好きな「NINJA」が大暴れをする。
そこに中二病要素をぶち込んでみた作品。

個人的には5つのNINJA一族の設定が好き。
もっと他の一族の描写が欲しかった。

炎を自在に操る“南の一族”
東の海で生き続ける“呪いの一族”
広大な砂漠に住む鋭い牙の“竜の一族”
妖艶さを武器に敵を惑わす“セイレーン”
追放された電磁波を操る“破滅の一族”

なかなか面白い設定だと思った。
もちろん、主人公たちの一族以外はオマケだったが。
その中では竜の一族が活躍していました。

やはり、NINJAはこうじゃないといけない。
そう思わせるような展開でした。
ただ、本題が置き去りになったのは大問題。
その為に集まったのに本末転倒なクライマックスに。

あとはミュータント・ゾンビーズがいつ出るか。
これが物語にどう絡んでいくか楽しみだった。
しかし、本作は低予算という事を思い出して欲しい。
そう、ミュータント・ゾンビーズは顔出し程度。
彼らはオマケでもいらないほど蛇足だった。

NINJAと『vs』シリーズが組み合わさった本作。
クソ映画必至だと思っていただけにガッカリ。
意外にも楽しめた事に驚きました。
あきしげ

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