このレビューはネタバレを含みます
376本目。
2よりは面白かった。1には敵わない。シリーズ全部犯人が違う人物を犯人に仕立て上げ用と用意周到なの凄い笑
連続殺人事件で逮捕された男性コットンは無罪を証明し釈放されたがその後に電話がかかってきて今お前の恋人の浴室前にいるぜと言われすぐに昔のことを思い出したコットンは急いで向かう。駆けつけたコットンが部屋に入ると部屋は荒らされ人の気配はない。ドアにいくつもの刺し傷がある部屋を開けるとそこには彼女が隠れておりコットンをゴスフェだと思い襲ってくる。コットンは逃げ回りながらもなんとか落ち着かせるがゴスフェが現れ目の前で恋人コリスティーンを刺し殺してしまう。コットンもズサズサと刺し殺されシドニーの居場所を吐けばいいものをと言ってとどめを刺される。
その頃シドニーは厳重なセキュリティーに守られている山奥のコテージで暮らしていた。他人は寄せ付けず名前を隠して女性カウンセリングの仕事をしていた。コットンが死んだ事件はたちまちニュースになった。実はコットンはハリウッドで撮影中のスタブ3にカメオ出演していた。マスコミは映画制作に便乗してまた殺人が起こるのではないかと関係者に群がっている。そしてスタブの原作であるベストセラー、ウィンズボロー殺人事件の著者でニュースキャスターのゲイルも取材にやってきた。撮影所に向かったゲイルはかつての恋人デューイと再会する。デューイは映画アドバイザーとして参加していた。久しぶりの再会ながら2人の間には険悪な雰囲気が漂っていた。2人は2年前の事件の後付き合っていたがデューイは野心が強すぎ田舎のウィンズボローに飽きたら無くなったことが原因で破局していた。再び取材を始めたゲイルは刑事からコットンの部屋に置かれていた写真を見せられ驚愕する。写っていたのは若い頃のシドニーの母親モーリーン・プレスコットだったから。ゲイルの胸の中に再び連続殺人事件が起こる予感が渦巻始めた。そしてその予感は当たってしまう。
スタブ3の出演者サラが監督のローマンに呼び出される。しかしそれは監督を装った犯人の罠だった。誰もいない撮影所を逃げ回った挙句サラは惨殺されそこにもモーリーンの写真が残されていた。犯人はスタブ3の関係者でシドニーを狙って執念で居場所を突き止めようとしていることが段々と知れ渡ってきた。そして匿名で行っていたカウンセリングの番号に犯人からシドニーの母親の声で脅迫電話がかかってくる。ニュースを観ろと言われ観ると撮影所では犯人がスタブ3で殺される順番にキャストを殺していると思ってパニックになった共演者達が襲われボディーガードが刺殺されデューイ役のトムがガス爆発で家ごと吹き飛ばされていた。それを知ってシドニーは殺人鬼と対立する事を決意し山を降りてハリウッドへ行く。そこに前回の事件で殺されたランディの妹マーサが会いにくる。そしてランディの遺言ビデオを渡した。その中でランディは完結編のスーパー・ルームを熱く語っていた。
その1 敵は超人で武器では倒せない
その2 主役でも死ぬ場合がある
その3 過去の出来事が災いする
現場に置かれたモーリンの若い頃の写真を調べるうちにそれがハリウッドの撮影所で撮られたものだと気づいたゲイル達は撮影所に何か手がかりはないかと探す。そしてモーリンが昔リナ・レイノルズという芸名でスタブのプロデューサーで当時は監督だったミルトンのホラー映画に出演していたことを突き止めた。そんな中撮影所のセットで忠実に再現された昔の自分の部屋を見つける。感慨に眈っていると突然ゴスフェが現れて襲いかかってきた。しかしなんとか撃退して退散させた。デューイとゲイルは今はスタブ3の製作者になっているミルトンにリナ・レイノルズのことを問い詰め昔駆け出しの女優だったリナがミルトン主催の映画業界人の乱交パーティーで多くの男と関係を持って身を持ち崩しそれ以降は性格が変わって奔放な女になってしまったことを知る。その後2人はシドニーを装った犯人からの電話でミルトンの屋敷で行われるローマンの誕生日パーティーに呼び出される。屋敷の地下室でローマンが殺されスタブ3の出演者の生き残りも次々に殺害されていく。デューイとゲイルは人質にされシドニーは犯人からの電話で2人を助けに1人でミルトンの屋敷へ向かう。
屋敷に着きシドニーはゴスフェに挑戦を挑む。隠し持っていた銃で犯人を撃つが犯人は防弾チョッキを着ていた。駆けつけたキンケイド刑事も犯人に刺され追い詰められたシドニーの前でついにゴスフェの仮面を犯人が外す。今回のゴスフェの正体は地下室で死んだはずのスタブ3の監督ローマンだった。ローマンはモーリンがリナ・レイノルズの時に産んだ子でシドニーの兄だった。子供の頃からずっと母親を探していたローマンは4年前モーリンを探し当て会いに行ったが自分の子供はシドニーだけだと冷たく拒絶されていた。その恨みを晴らすためモーリンとビリーの父親の不倫を録画したビデオを送りつけてビリーの家庭を崩壊させビリーを影で操ってモーリンとシドニーの命を狙わせた。ローマンは拉致していたミルトンを純情だったママを弄んでビッチに変えたと喉を切り裂いて殺してしまう。続いてお前は僕の代わりに殺人鬼として逮捕される。罪をなすりつけるのはお手のもの、それが僕からママも温かい家庭もスターの座も奪った報いだと逆恨みして銃でシドニーの胸を撃つ。しかしシドニーも防弾ジョッキを着ていた。シドニーにアイスピックで首を刺され倒れるがそれでも襲いかかってくるローマンの額をデューイが撃ち抜いてトドメを刺した。
こうして4年に渡るウッズボロー連続惨殺事件は完結しシドニーにようやく平和が訪れた。またデューイはリポーターを引退するゲイルにプロポーズして2人はヨリを戻して結婚した。
