しの

仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダーのしののレビュー・感想・評価

2.2
MOVIE大戦のウリであるライダー同士の掛け合いの無さが一番のマイナスポイントだ。主役のエグゼイドとゴーストすら中盤のパックマン戦以外共闘らしい共闘をしていない。この監督お得意の「全フォーム連続チェンジ」も、今作ではなんだか「ノルマ達成」程度にしか感じなかった。
ゴーストとエグゼイドに共通するテーマである「生命」を軸にして、彼らがなぜ戦うのかを熱く描写するという運びは良かったが、もう少し丁寧に描けなかっただろうか。
また、全員集合後にすぐドラマパートにシーンを切り替えたり、晴人が割とアッサリ登場してしまったりと、演出やシーンの繋ぎがいちいち盛り上がりに欠けるものなのも残念だ。

ライダー2人を序盤で会わせたり、巨大CG戦を中盤に持ってきたりと、色々新たな取り組みをしているのは好印象だったが、いかんせん全体的な出来栄えはイマイチだった。

ライダーがクロスオーバーしたり、挿入歌をバックにいろんなフォームで闘ったり、オリキャスが出てきたりするだけで「はい100点!」みたいな評価の仕方は、仮面ライダーというシリーズそのものにも良くないと思うので、そろそろ考え直してみてはどうだろうと思ってしまう。
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