小林モンジャ

特捜部Q Pからのメッセージの小林モンジャのレビュー・感想・評価

特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)
3.7
今のところは1>3>2かな。
宗教が引き金となった子どもの誘拐がメインのお話。
カールは無神論者でアサドはイスラム教、1組の被害者の家はエホバと多種多様。

まず無神論者と無宗教というのはまた別物で、前者は神の存在すら否定するという意味では度が過ぎるとそれも一つの宗教のようなものだと思う。そういう事で宗教や神を否定するカールは前者にカテゴライズされる。

前作に比べると〆の一言が好きだったので見終わった後は少しだけ腑に落ちるというか、消化できた気分。
作戦が人数擁してあれかよ!あとカール相変わらず弱すぎるだろ!という不満もあるけどアサドがまた活躍してくれたからまぁいいや。

犯人は典型的なソシオパスの生い立ちを経験していたので異常になるのは分かるけど、悪魔のくだりはもう後付けの理由で言っているように感じた。あと娘と母親に過剰に触れたのは発散できない性欲の現れなのか、それとも母性や愛に飢えているという意味なのか悩みどころ。

3作目を終えてカールが相変わらず共感できないキャラなので、もうアサドが主人公だと思うようにしました。