昨日観た「ナイブズアウト」、嬉しいキャストがいた一方で、物語のポイントを演じたクリス・エヴァンスがお初だったので、彼でもう一作観てみようとこちらをチョイス。
以下ネタバレ感想
姉の娘と暮らすというシチュエーションは「アマンダと僕」と同じ。やはり独身男が幼き女の子を育てるのは当然不安もある。さらに本作の場合は、女の子がギフテッドな事が肝。姉ダイアンのような勉学のみの生活に疑問を持つフランクだったが、ダイアンが成し遂げられなかった事を孫のメアリーに委ねようとするフランク母の邪魔が入り、心が揺れる。
ギフテッドと比較するのはおこがましいが、普通の子育てだって葛藤するもの。自分が小学校の頃は学校以外で勉強など、多少はしたがほぼ遊び中心。中学も塾こそ行っていたが、部活ばかりで試験は一夜漬け。そんな自分が子供に勉強勉強言うのは、子供の将来を思ってるからとはいえ、本当に気が引ける。ただ、フランクはギフテッドの姉ダイアンまでではないものの、大学の准教授までやったわけで、そんな彼が勉強以外に大事なものと語るのは説得力があるのだ。
メアリー役をやったマッケンナ・グレイスはハーマイオニー時代のエマワトソンを彷彿させ、その聡明な感じが役にマッチしていた。そしてオクタビア・スペンサーは「シェイプオブウォーター」同様、世話焼きな助っ人がよく似合う。