このレビューはネタバレを含みます
良い映画だった〜。
才能に恵まれた子どもは、
他を全て断ち才能を伸ばすべきか?
普通の子と同じように育つべきか?
と言う観点で、
姉から「普通の暮らしをさせてほしい」と子供を託された叔父と、
姉と同じように孫を数学者にしたい祖母が法廷で争う話。
何が良い映画かって、
悪い人が一人もいないところ。
「たとえ才能があったとしても、小さい頃は普通の子と同じような生活をさせたい」
「類まれなる才能を最高の環境で伸ばしてあげたい」
例え手段は間違っていても、
その行動の根底にあるのは「愛」。
でも一番大事なのは、
メアリー自信がどうしたいか。
「ギフテッド教育」も、
「普通の暮らし」も、
強制するべきものではない。
多くのものを見せてあげて、
選択肢を与えてあげて、
その上でメアリーが選んだことを
尊重するのが親心じゃないの…?
メアリーは最初から「フランクとずっと一緒にいたい」って意思表示してるのに、大人だけが法廷で争ってるのにモヤモヤ。
だから、最後のシーンでは好きな数学を思う存分勉強しつつ、放課後には外で友達と遊んでるメアリーをみて、良かったね〜ってなった。
ピンポン玉で遊んでるフレッドを
見れなかったことが心残り…!!