「本当の親でなくても家族になれる」
とても温かくて優しい作品だった。
最近ではもっぱらキャプテン・アメリカとしての印象が強いクリス・エヴァンスの本作での少し影のある独身男性フランク役がとても◎。
そして、まだ7歳にして数学に関して天才的な才能を持って生まれたフランクの亡き姉の娘メアリーとのまるで本当の親子のような関係の描き方も実に優しくて◎。
本当の親子ではないこの二人の絆がとても優しく描かれていて途中何度も目頭が熱くなってしまった。
特に、フランクが産婦人科の病院にメアリーを連れて行った行ったあのシーンは思わず涙が溢れた。
「ここで泣かすぞ」的な強引な演出ではなく、自然な描写で涙を誘うこのような優しい演出が出来るマーク・ウェブ監督って監督自身がとても優しい方なんでしょうね。
(ブルーレイの特典映像で監督のインタビューを見ててもそんな感じがします)
あと、フランクの隣人で親友のあの黒人さん(オクタヴィア・スペンサー)。
最近の作品だと「シェイプ・オブ・ウォーター」にも出てましたが、彼女の存在感っていいですよね。
(本作ではメアリーと二人でカラオケ歌うシーンが大好き♡)
「500日のサマー」も好きですが、マーク・ウェブ監督はアメスパみたいな派手な作品よりもこういった地味で優しい作品を作ってくれた方が好きかも。
何度も同じ単語を使ってしまいましたが、この作品は…優しくてとっても好きです。