7歳の少女メアリーは叔父のフランク、猫のフレッドと暮らす何処にでもいる女の子。しかし彼女は数学において類稀なる才能(ギフテッド)を持つ天才だった。フランクはそんな彼女を普通の子供として育てるが、ある日祖母イブリンが現れメアリーに高等教育を受けさせるべく、二人を引き離そうとする。
ギフテッドは神様から授けられた力であるが、一方で押し付けられたとも言える。その才能を大人が左右しようとする。そこに子供の意志が介在する余地は無く、将来だの世界の為だの大人の都合で事は運んでいく。(これはフィクションなのでややオーバーではあるけど)
メアリーは天才だけど、よく笑い、よくはしゃぎ、思いやりの有る何処にでもいる女の子だ。
血で繋がった親子でも最期まで解り合えない事もあれば、フランクとメアリーのような絆もある、そんな親子愛が眩しい映画でした。涙ポロポロ。
