ヴィ

拷問男のヴィのネタバレレビュー・内容・結末

拷問男(2012年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

ゴア映画だ!!!こういうの見たかった!!!
娘を嬲り殺した男を拷問し続けるシーンが後半の大半を占めている。このシーンがいい。男は実の弟なんだけど、全く容赦なく内臓に針金を通したり脛にボルトを貫通させて捻りこんだり腕の肉を削いだり喉に筒を通したりとできる限りの苦痛を与えることを目的とした拷問が行われる。しかもその描写が丁寧で、どうやったらギリギリ気絶しない範囲で最大限の苦痛が与えられるかっていうのをしっかりと説明するように描いている。ゴア映画としてとても丁寧な作りでよかった!
最後殺すのかと思ったらとめられたのはあ〜って感じだったけど、逆に殺さない方が後の人生がめちゃくちゃのまま生きていかないといけないからいいのかもしれないとも思う。ときどき現れる娘の幻覚みたいなのの説明がもうちょい欲しい気もしたけどゴアがめちゃくちゃよかったのでもういい。
やたらめったらと血が出るようなスプラッタではなく、苦痛がしっかりと描かれている。痛い、苦しい、っていうのがよく伝わってきてすごく好きです。

エンドロールで実際の誘拐事件や子供への性的虐待などのニュース音声を流したのが、監督の「こういうことをするやつはこうだぞ」という強い怒りが感じられてよかった。ここまでしなくても!ひどすぎる!とは思わなかったもん。ここまでされるほどのことだよね。
ヴィ

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