ココディ・ココダのヴィのネタバレレビュー・内容・結末

シッチェス映画祭、というかこの年観た映画の中で一番怖かった。私はかなり好きです！

平山夢明が新書でも言ってたけど、ホラー映画の怖さって単純な「こわい」もあるけど「不安」を煽るっていう要素もあって、この映画は特に「不安」の要素が強かった。Ｊホラーのじわじわくる不安感じゃなくてもっと強い、緊張と不安感が混ざったような耳鳴りずっとしてる感じのイヤーーーーーなドキドキが映画始まってから終わりまでずっと続いてて、しかもちょっと助かりそう、って言う希望をちらつかせたあとにテーマソング「ココディコダ」を流しながらそれを潰してくる。最悪。
暴力の表現もすごく怖い。ループものだからっていうのもあるけど手を替え品を替え絶望させてくるのがかなり怖い。
抽象的な表現のシーンでドキドキがちょっと収まるけどぜんぜんずっと不安。あれはあれで嫌な表現だなって思いながら見ました。うさぎはかわいい。

ホラー映画ばっかりかなり見ている方ですが、それでもこわすぎて「早く終わってほしい」って祈りながら観た。こんな映画なかなかない。繰り返しますがかなり好きです。