ユースケ

ハード・ターゲット2 ファイティング・プライドのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャン=クロード・ヴァン・ダムとランス・ヘンリクセン率いる人間狩り軍団の闘いを描いたジョン・ウー先生の【ハード・ターゲット】の続編は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの後継者スコット・アドキンスとランス・ヘンリクセン似のロバート・ネッパー率いる人間狩り軍団の闘いを描いたリメイク的な作品。

みどころは、アクション映画界の至宝であるスコアドの蹴り技。美しいフォームから繰り出される想像の斜め上を行くキレッキレの高速空中回転回し蹴りは必見。股割りもお見事です。

しかし、みどころはそれだけ。前作の展開をなぞっているのに話が全く面白くないし、スローモーションと鳩の無駄遣いはオマージュとしてギリギリ許せても、ローナ・ミトラの無駄遣いは許せません。
【インビジブル】では見事な巨乳を、【ドゥームズデイ】では汗ばんだタンクトップ姿を披露した彼女が、ぽっと出の象使い娘にボコられる姿なんて見たくありません。登場シーンからずっと潜入捜査官だと期待していたのに、単なる敵役だったとは…

本編よりも出来がいい普段着のスコアドがタイを満喫するエンドロールにニヤニヤしながら、彼がもっと良い作品に出会える事を願って終了。頑張れスコアド。ネバーギブアップ。ネバーサレンダー。