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夜は短し歩けよ乙女のSIのレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)
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2018.12.7
タブレットにて鑑賞

湯浅監督がサイエンスSARUを立ち上げてからの作品。
恐らくこの作品でもflashが多く使われているのだろう。

『マインドゲーム』の時のあの勢いはどこにいってしまったのだろうか。
死んだという表現が一番近い。

湯浅監督には底抜けにバカバカしい脚本が合う気がする。上田誠さんのせいか分からないがラストの学園祭での演劇より手前はあまりにダレていて見ていて辛かった。映像としてもどうすればいいか四苦八苦しているような…
虚構のレベルも良く定まっていなくて苦痛。

背景がスッカスカで情報量が無さすぎるカットが多々あり、それは確かに90分の映画だとたまには息抜きの普通のカットが必要なんだという監督の気付きに基づいているのだろうが、何というか怠惰に感じてしまう。(そもそも1年に2作品出す制作スタイルが良く分からない。作品への愛情は無いのだろうか…)

ヒロインの声優、花澤香奈さんは天下を取っているのが良く分かる素晴らしい声当てだと感じた。

『マインドゲーム』が余りに良すぎて、あれからの落差が大きすぎて全く冷静に鑑賞できませんでした。
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