あおい

いぬやしきのあおいのレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
3.6
蹂躙するか、救済するか。己の存在価値を新次元のその身体で世界に示せ…

同名漫画原作のSFアクション。監督は「アイアムアヒーロー」の佐藤信介。主演は木梨憲武、ヴィランは佐藤健というナイスキャスティング( ^ω^ )

◎ストーリー
家族からも期待されず、孤独な日々を送る会社員・犬屋敷壱郎。まわりに干渉せず、複雑な家庭を生きる高校生・獅子神皓。交わることない彼らの運命は、謎の光を浴びたことで変わっていく…

原作未読やけど面白かった!CGとかはそもそも期待してないし、奇抜なストーリー目当てで行ったからふつうに楽しめました( ^ω^ )

序盤の犬屋敷がとにかく悲惨すぎる。めちゃくちゃブルーな気持ちになる。はな子だけが可愛かった。あんなお父さんなるくらいなら、独身でいい( ; ; )

そこから急なSF展開、あらすじで知ってはいたけど唐突すぎた( ^ω^ )こういうアメコミとかでありそうな展開を邦画に落としこめるんか不安やったけど、意外に観れるレベルに達していた。

あとは佐藤健による厨二チックな殺戮パーチー!さながら夜神くんのような獅子神くん!新手の貞子かよっていうくらい強い!恐ろしい殺人スペックです。

そこに対して、なぜか戦うことを決意する犬屋敷さん。戦う動機がイマイチやったなぁ。救う喜びから、戦う意志への移り変わり、そこを作り込んでくれてたら、さらにヒーローものとして楽しめたとおもう。

ウリの空飛ぶ戦いは、想定範囲内。それよりいい感じに体張ってた木梨がすごい。男同士の裸の戦いが見たい方ぜひ。

邪道ものかと思いきや、ラストは割とスマートに締められてて、そこもっとダークにしても良かったような。

2人以外のキャストに、二階堂ふみや本郷奏多、三吉彩花、伊勢谷友介、斉藤由貴などなど。悪もんじゃない本郷奏多は新鮮。いい感じにオーラ消してた二階堂ふみも良かった。

電王、緋村抜刀斎を経て獅子神さまになった佐藤健をご賞味あれ。

主題歌はマンウィズの「Take me under」。めちゃくちゃカッコいいのでぜひ聴いてください!

木梨憲武の頑張り、そして佐藤信介監督ということで、総じて退屈せず観れました。夏の「BLEACH」もすごく楽しみです( ^ω^ )

2018年劇場鑑賞21作目
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