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クルエラのliamのレビュー・感想・評価

クルエラ(2021年製作の映画)
3.9

監督は「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のクレイグ・ガレスピー。主演は「クルードさんちのあたらしい冒険」のエマ・ストーン。出演は「ラスト・クリスマス」のエマ・トンプソン、「ラブ、ウェディング、リピート」のジョエル・フライ、「シルクロード.com -史上最大の闇サイト-」のポール・ウォルター・ハウザーなど。

1970年代、パンクムーブメント真っただ中のロンドン。デザイナー志望のエステラ(エマ・ストーン)は、夢と希望を胸にデザイン画の制作や裁縫に全力で取り組み始める。しかし、カリスマ的なファッションデザイナー、バロネス(エマ・トンプソン)との出会いをきっかけに、エステラは狂気に取りつかれた“クルエラ”へと変貌していく。

101匹ワンちゃんのヴィランであるクルエラの誕生を描いたオリジナルストーリー。101匹ワンちゃんは観たことがないが非常に面白かった。

「プラダを着た悪魔」のようなファッション映画要素に、アクションや、泥棒の要素まで詰め込まれていて、最高にロックな仕上がりになっている。またジョーカーやハーレイ・クインの様なサイコさも持ち合わせていて、ヒット映画の玉手箱の様な出来。

ただ昨今の作品にあるようなメッセージ性は感じられなかったので、商業映画という感じは否めない。

クルエラの衣装は本当に個性的でカッコいい。調べてみると劇中に登場する衣装は47種類あるようで、どれも一目で印象に残るものとなっている。

劇中で流れる音楽が非常に自分好み。当時のイギリスのバンドの曲ばかりで、子供の頃聴きまくっていた時を思い出す。

最高なヴィランの誕生を描いた映画。
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