かえるのエリー

ピーターラビットのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
3.8
ピーターラビットのお話は読んだことがなく、そのイラストから愛らしい印象を持っていたので、本作公開時はコメディ&悪態つくピーターにむしろ嫌悪感で、全く観る気がしなかった。
が、2も公開された中、同じく当初は好きではなかったが「アバウトタイム」で見直したドーナル・グリーソンが出ていると知り、Amazonプライム登場のタイミングで鑑賞。


以下、ネタバレ感想


アメリカ/オーストラリア制作で、撮影もオーストラリアが舞台とのことだが、イギリスの湖水地方感は十分にあり、イギリス好きには嬉しい。コメディ加減もアメリカよりはイギリスを感じるほど結構ブラック。特に相手を下手したら死に追いやる行為はやや行き過ぎな気もしなくもない。マグレガー爺さんは病気だが、ピーターの父の最後は残酷。。。

故に、ビクトリア・ポターのピーターラビットを愛する人に本作が受け入れられるのかは謎だが、1つのコメディ作品と捉えれば、神経質なトーマスとピーターのバトル、2人(1人と1匹)が愛する浮世離れしたビアのキャラと、面白くまとまっていた。ハリネズミをはじめ、他の動物達も愛らしい。好みで言えば、ピーターの声はもうちょっとカジュアルの方が好きだが(ちょっと渋すぎる)、2も機会があれば観ようと思う。