イラク戦争が終結しつつあった時代。
かつて学校だった壁が
戦場になっていた。
ただ、米兵の相手は、敵対する国軍
ではなく、一人のスナイパー。
負傷を負い、追い詰められた
二人の米兵。
壁一枚を隔て、遠く離れた
スナイパーとの無線のやり取り・・・
なぜ、一撃で狙撃できるのに
米兵を殺さないのか?
なぜ、身の上話をさせられるのか?
そして、狂気的、変質的スナイパーで
あることが、徐々に明らかになっていく。
全く絵柄の変わらない、壁と砂の風の
シーンが、頭から、終わりまで続くが
緊迫した戦場の臨場感で圧倒させられて
しまう。
一撃で、何の感情もなく心を折る感じが、
恐ろしい映画でした。