ずっと「これ何の時間?」って時間が続いていた。
前作で主人公によるロバートデニーロのカウンセリングは終わっていて、他方今作の中でロバートデニーロは主人公が抱える問題にコミットしないので、もう2人を結びつけておく引力がない。
一応FBIからの外圧によって主人公はロバートデニーロを更生させようとするんだけど、その過程はずっと散発的に面白いシーンが並んでるって感じだった。
そんでこの社会復帰のパートには、前作にあった、横暴な奴に人生を破壊される面白さは含まれていない。
前作のラストで主人公とロバートデニーロは対等な関係になっているからだ。
前作の面白さはどう頑張っても今作には引き継ぐことはできないので、じゃあ今作の状況設定(FBIからの外圧によって、友人でもある更生する気のない元マフィアのボスを更生させようとする)に特有の面白さを生み出せていたかって話になるんだけど、できてなかったと思う。
めちゃくちゃするロバートデニーロが面白いのであって、これ主人公いらなくね?と思ったりする。
無理に続編を作る必要なんてなかったよな。
でもめちゃくちゃするロバートデニーロは面白かったので、良い映画だったと思う。
(ウエストサイドストーリーを見てて良かったと思った)