『ファンタスティック Mr.FOX』を手がけたウェス・アンダーソン監督のストップモーションアニメ。
○その昔、犬と犬嫌いの小林一族との間で戦争があった。戦いは犬の劣勢で絶滅の危機に瀕した犬たちだったが、犬に同情した少年侍が犬に加勢し、小林一族の長を打った。しかし多勢に無勢。結局少年は殺され、犬たちも人間に服従させられることとなった。時は過ぎ、現代より少し先の未来。メガ崎市では犬の伝染病が蔓延し、小林市長は犬をゴミ島へ隔離することを決める。病にかかった犬達は、ゴミ島で残飯を漁り、日々活力無く生きていた。そこへ少年を乗せた小型飛行機が不時着し･･････
『ファンタスティック Mr.FOX』と比べて画面に対する情報量がとても増えていました。
ストップモーションとアニメーションを巧みに融合していて、ステレオタイプなとんでもジャパンを上手く演出していて凄く良かった！！
『日本愛』などと紹介されているのを見かけますが、日本ディスってるよね？馬鹿にしてる？と思うくらいブラックな面が出ています。
残念ながら『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』などと比べると、ストップモーションとしての技術は劣っていうように見えてしまいますが、逆にそれが独特な間を生み出していて、ウェス・アンダーソン監督のシュールな世界観と相まってとても好きです。
雲や水の描写、ケンカの時の埃など、アナログ感を全面に押し出しているのも好き。
海外の人にとって日本人といえばやっぱりオノ･ヨーコなんでしょうか。本人に許可とってるのかなぁと心配してましたが、まさかのオノ・ヨーコ役がオノ･ヨーコ。
