トムトム

ゲーマー VS ニブラー: 最高得点を狙えのトムトムのレビュー・感想・評価

4.0
16歳の時にクラッシックゲーム「ニブラー」で10億点の世界記録を出したティム・マクベイが中年になり再び世界記録に挑戦する様を追ったドキュメンタリー。

僕もクラッシックゲーム世代でゲーセンに通っていたので凄く懐かしい気分になりました。
スト2以前の対戦型ゲームが人気になる前のゲーセンにおいて上手さとはスコアの数字でした。
ゲーム機のランキングを自分イニシャルで埋める。
ゲーセンのスコアボードに名前を書いてもらう。
ゲーメストのスコアランキングに掲載される。
こういうのに憧れていた世代にはより楽しめると思います。

ドットを食べる度に長くなる自機の蛇自身に当たらない様に迷路のドットを食べるゲーム「ニブラー」ですが全然知らなかったです。
違う名前のゲームだったような。

劇中に出てくる世界で初めてパックマンでパーフェクトを出した男の語る「ゲームのハイスコアを競う事は登山みたいな物だ。ゲーム界のエベレストはパックマン、K2はドンキーコングだ。ニブラーは一部の者しか知らない変な登り方をしないといけない山だ。」は凄く納得しました。

現在のeスポーツはスポーツか否か論争についてですが、劇中1984年のニュース映像でニブラーの世界記録を伝えていましたが、その時既に「今日は変わったスポーツの世界記録をお伝えします」とキャスターが言っていたので海外ではスポーツやゲームの範囲が日本よりも元々広いのだと痛感しました。
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