保守的な町でキリスト教を信仰してきた女性が飛行機墜落事故で重傷を追い、神を信じられなくなり、これまで罪と思って実行してこなかったことを実行していく。

罪の内容がだいぶ可愛いんだけどね。

向き合いたくないものとどう向き合って、何を信じていくか。

ジュリアン・ハフが可愛かった。

観れる機会があると思わずタイトル見つけたとき嬉しかった数少ないディアブロ・コディさん作品。
その中でもかなり前の作品なので、果たして相性いいかな？、一期一会だもんな、とレンタル。今日までアマプラにて100円。タイトルは、パラダイス・イン・ベガス。

飛行機事故で生還した女性が主人公。
私が今まで観た、何かしらの事故後のストーリーとは全く違う作品。
メンタル面で悩み苦しむイメージだったけど、こちらは少々勝手が違う。

ありがちエピソードをツギハギにした感じはするものの、オープニングでおっと、と驚いた。主人公の、そういう部分を描くとは、なかなかに生々しい。

酒に酔っ払い、男性にバカにされ、ベガスにいる人に助けられてた。

鑑賞後、何だかほっこり。

ディアブロさんの昔作品の私のレビュー読み返したら、めちゃくちゃうるさい。ちょっと落ち着け、と思った。

ディアブロ・コディ監督脚本作。コディはずっと女性の所有に対する抵抗とセクシズムの解体を自身の脚本で行なってきたが、それらの作品に比べて、かなり緩い作品になってしまっていると思った。監督としての手腕もそこまで高いとも思わなかった。ただ、今こそ彼女が2000年代から描いてきた脚本作が重要になってる気がするのは、この間『プロミシング・ヤング・ウーマン』を見たり、インディーロックを聴いたりしていても思う。ラスベガス観光映画としては○。めちゃ行きたくなる。