けんくり

カーゴのけんくりのレビュー・感想・評価

カーゴ(2017年製作の映画)
4.0

遥かなる大地。

序盤に主人公が感染するため、感染者に襲われるという緊迫感は皆無。

その代わりに、父親が娘のためにとれる選択肢を描いたヒューマン要素が強い。

文明人が絶滅の危機にさらされ、狩猟採集社会を営む先住民が繁栄しているのはなんとも皮肉。
感染者は大地に祈りを捧げるように地面に頭を埋める。感染者を避けるために用いる方法もオーストラリアならでは。

これらの設定が感染者がどういった意味を持つのか、考えてみるのも興味深い。