映画武士道

LUCK-KEY/ラッキーの映画武士道のレビュー・感想・評価

LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)
4.1
いやぁ~面白い!
日本作品の「鉤泥棒のメソッド」の韓国リメイク版ということです。
私は本家の「鉤泥棒のメソッド」は見ていませんがこの作品はすごく楽しめました!

見た感想としてはユ・ヘジンさんは本当にいい演技するなぁ~って思いました。正直顔は私より微妙なのに・・・演技力が凄い!かっこいい!アクションがうまい!いい役者です!
時代劇も現代劇どっちもうまいですね。
私も好きな役者さんの一人です。

ストーリーとしてはイ・ジュン演じる文字通り食事にすら困るほどの売れない貧乏な若い役者とユ・ヘジン演じる大金持ちの殺し屋の入れ替わりものです。
結構よくあるのが記憶が入れ替わる系ストーリーですが、これはもっとシンプルに銭湯で石鹸で足を滑らせて派手にスっ転んで頭を打った大金持ちの殺し屋が記憶喪失になり。その場に居合わせた貧乏役者が殺し屋の財産狙いで偶然手元に転がってきた殺し屋のロッカーのカギを拝借。
殺し屋のものとは知らずにお金持ちになれた!と高級外車や財布のお金。ブランド物の服や装飾品。果てには部屋や身分や名前までも盗んで入れ替わるというストーリーです。(ただし盗んだ相手の職業が殺し屋だったということは最終盤までわからない)

一方身分を入れ替わられた方の殺し屋はすっかり記憶がなくなってしまい、入院費も払えない貧乏人へ。
殺し屋さんはそこから料理人になったり(元殺し屋だけに刃物の腕がピカイチ。記憶もないのにすごい料理連発で人気料理人になっちゃう。)
でもそこから入れ替わられた貧乏役者の夢が書かれたメモを見つけた記憶のない殺し屋はそれを自分の夢と思い込んで役者の道へ。

演技はさすがに素人の殺し屋さんさんですが、元殺し屋だけあってアクションシーンがめちゃくちゃうまい!(記憶はないけど体は格闘技覚えてる)
アクションシーンがいいのでエキストラから一躍人気役者に。
殺し屋さんは何やっても成功できそう!凄い!
そこから殺し屋さんの記憶がついに戻ってきて、受けていた殺しの依頼を思い出す。
その相手は今は豪勢に暮らしている入れ替わった貧乏役者が好きになっちゃった女の子。元証券会社の社員で不正を内部告発したことでいろんな人から命を狙われている。

記憶の戻った元殺し屋さんはやはり人殺しの道に戻ってしまうのか?殺し屋と入れ替わった貧乏役者はやはり消されてしまう?恋の行方は?
というストーリーです。

上でも書きましたがとにかく演出がうまいのとユ・ヘジンさんの演技のうまさが印象的でした。
これが非常に光っていましたね!素晴らしいです。脚本もなかなかいい感じでした。
(普通は顔つき身分証なんでさすがに入れ替わり無理じゃね?とかラスト普通に殺し屋さんが媒体露出してるけど命狙ってる人はもう大丈夫なん?とかちょっと気になるとこはあるけど。面白いので許せます!)

入れ替わられた殺し屋さんは45歳設定なんですが身分を入れ替わられた貧乏役者が32歳なので「身分証ではこれでも32歳なんです・・・信じられないですよね・・・老けすぎですよね」みたいなことを言ってるシーンはめちゃくちゃ笑いました。

あと良かったのは今作のヒロイン。殺し屋と恋に落ちる救急隊員役のチョ・ユニ さんです。めちゃくちゃかわいかったです!救急隊員の制服が似合ってました。かっこいい!
あと細かいところではエキストラ仲間?(アドバイスするよ。と言いながら足を引っ張ってくる人。一見気さくだけど悪い奴?)がすごく好きでした。韓国の時代劇でよく見る人ですよね。ちょっと名前出てこないんですけど。作中でおいおいそれじゃ~時代劇だよ!とか言われて監督からダメだし受けていたのが笑えました。

さすが韓国で一位になった作品だけはある!面白い作品でした!お勧めです。
本家「鉤泥棒のメソッド」も機会があったら見てみたいです~!
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