このレビューはネタバレを含みます
さすがだなーー本当にあっという間に感じた。一つ一つのシーンが全て大事で見逃せない。
結局どれが本当に真実だったかはわからないけど、三隅が咲江のためを思って死刑になったっていう重盛の考察に対して、いい話ですね、それはって言ったのが引っかかった。じゃあ嘘なん?
自分も生まれてこなければ良かった人間はいると思ってしまう派。猟奇的殺人鬼とか、そういう人は生まれなくていいって思ったけど、その人も生まれたばかりの頃は純粋な心を持っていて、外的要因のせいで曲がってしまったんだとしたら、それは生まれてこなければ良かった訳ではないのかな?
みなさんの感想を見ていて、人間の答えまでは描かない是枝監督の手法が好きと言っている方がいて、すごく共感した。