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ハリソン・フォード 逃亡者のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.3
シカゴの著名な外科医リチャード・キンブル博士(ハリソン・フォード)は、富と名声に恵まれた順風満帆の人生を送っていた。ある夜緊急手術を終えて帰宅してみると、家から見知らぬ片腕の男が飛び出して行き、中では妻ヘレン(セーラ・ウォード)が倒れていた。虫の息の彼女はキンブルの腕の中で息絶えた。キンブルは妻殺しの容疑で逮捕され起訴された。片腕の男(アンドレアス・カツラス)を見たというキンブルの主張も空しく、次々と不利な状況証拠を突きつけられたこともあって死刑判決が下った。州立刑務所へ身柄を移送される途中護送車が列車と衝突する事故が起き、かろうじて助かったキンブルはその場から脱出した。こうして身の潔白を証明するために片腕の男を探し求めるキンブルの逃走の旅が始まった。一方キンブルの逃走を察知した官憲は、ジェラード連邦保安官補(トミー・リー・ジョーンズ)を捜査の最前線に配置して、キンブルを追跡する。ジェラードはキンブルを巨大ダムの排水口に追いつめるが、キンブルはそこから決死のダイビングを試みる。九死に一生を得たキンブルはシカゴに戻り、元同僚のアン・イーストマン医師(ジュリアン・ムーア)の協力で、病院の中にある義手を持つ人のリストを調べあげ、遂に片腕の男の居所をつきとめる。
1960年代に大ヒットしたドラマの映画化。
妻を殺した義手の男を探すために潜入した病院で、誤った診療されそうになった少年を偶然出会ってしまったら、捕まるリスクを負ってでも誤診を修正して少年を助けるほど、根っからの医者のリチャード・キンブル。
護送車の看守の嘘をあっという間に見破るほどのキレもの連邦保安官ジェラード。
彼らのキャラクターを必要最小限の描写で、しっかり描きつつ、連邦保安官と逃亡者の追跡劇をダレ場なくスリリングなサスペンス満載でぐいっと惹きつけるよく練られた脚本。
ダムからリチャードがダイブしたりなどのハラハラドキドキのアクションも満載で、90年代を代表するサスペンスアクション映画の1つ。
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