ジェイク加点ありですがｗ お許しを・・・。彼の役どころもいろいろ見てきたけど、隙のない悩めるビジネスマンだった『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』とはまた違い、今度はどちらかと言えばプアホワイト寄りの破天荒な人を演じていて、その役の切り替えが見事だった。恵まれているが故のスノビッシュな態度と、不満を抱えながら生きているが故の自虐的な雰囲気と、使い分けられる俳優はなかなかいない。
ストーリー自体は実話に基づくものだが、ジェフの苦悩や葛藤を細かくたどったところがいい。善意でありながらも、彼の内面とは明らかに乖離していく周辺人物たちの空気の読めなさや、騒がしさ、おせっかいなんかもいかにもその層ならではの表現で、ここも上手いと思う。
エリン役のタチアナ・マズラニーもいい。彼女は『トイレット』に出てたあの女優さんですね。あまりにも変わっていたのでびっくりでしたが、今後の作品も楽しみ。
