久々に、ポップコーンムービーを楽しもうと思ったのに残念な作品だった。おバカ映画もピンキリだなと痛感した。
何が良くなかったか、答えは単純。振り切れていない。これに尽きる。設定としてはシンプルで、桁違いのデカいサメを倒すのが目的。そんな安っぽい敵を倒すに至るまでの安っぽい奮闘が見たかったのだけど、ステイサムが画面を締めてしまってかっこいいアクション映画を観ているような錯覚をする。おバカ目線で見ると、中途半端。アクション目線で見るとショボいという、どっちつかずの作品だった。まあ、あと普通に迫力とか臨場感とかない。展開も普通すぎて退屈。乗組員全員、端から端まで頭悪いのに、一丁前に神妙な面持ちで会議してる場面は笑った。
中国資本だから中国がだいぶ幅をきかせてくるのもあまりいい印象が持てない。役者、舞台、必要性の感じない部分でチャイナが顔を出す。それでもマシ・オカの絶叫が見れるのでそこは良しとする。
