このレビューはネタバレを含みます
2024年 197本目
・粗い質感の美しい映像に初っ端から心を掴まれる。優しい色合い、雰囲気が自分好みすぎる。切り取る風景が天才的にセンスがいい。控えめな優しい音楽。夏と喪失感ってこんなにも相性がいいんか。
・長回しも多く、間がすごくいい。喪失感、悲壮感がよく伝わる。
・大切な人を失った悲しみが生々しく、胸に刺さる。悲しみと向き合う描写がすごく自然。
・時間が解決してくれることもなく、簡単には悲しみを乗り越えられない。でも乗り越えなくてもいいんじゃないか。悲しみは付き纏うけど、それを背負って生きていく。人生。