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夜明け告げるルーのうたのとぽとぽのレビュー・感想・評価

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)
4.0
みんな仲良し仲良し♪歌うたいのバラッドを大合唱しよう~自然と人間の関わり方を考える機会になる湯浅ワールド(恒例?のカオスなダンスシーンもあります)な中三の夏。水の偉大さ・尊さ、海と共存する、そんな難しいこと考えなくても少年の初恋ものとしても秀逸。そしてちょっとほろ苦くも成長する青春の一頁。それに音楽って素晴らしいなってその力を感じる、Jポップ讃歌(斉藤和義とYUIとかビンゴです)。バンドいいな、またしたいなって思ったよ。タイトルに偽りなし!そして片手間に見られない癖と面白さがある!この独特な世界観にもう夢中、虜だ!!表現の自由さは無限大、そんな極上の驚き。ポニョ+トトロ+もののけ姫(祟り)+君の名は+パイレーツ・オブ・カリビアン?犬人魚かわいい、パパがチャーミング。モーゼもびっくり。海のじいちゃんは実写化でも柄本明さんでいける。ユウホ結構な打率で苛つくときある、言ってること無人してるし。けど終盤はそれを逆手に取って。途中胡散臭かった爺ちゃんも終盤いい奴になるし、ユウホパパのほうが怖い。東京で成功したものはジロだ(ゼロ)。焦るな、ゆっくり落ち着いて一言一言。パピーちゃんスイスイの自由奔放さ。時を越えていく優しい和解。終盤の展開の(映像的)カタルシスに抗う術をボクは持ち合わせていないから、とりあえず歌うたいのバラッドを歌おう。こんなに人魚界隈で絶大なる人気のチューンとは知らなかったぜ、パラソルマジック。ステキかよ。

「ねぇ!日の当たる町になったね!」
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